仮面ライダー電王。第15話「銭湯(バス)ジャック・パニック」。
例によって3週くらい抜けた気もしますが、大丈夫です。基本的にはリュウタロス(ガンフォーム)が出てきたくらいです。余談ですが、ガンフォームには是非とも「アンタって人はーっ!」と、ゲキレンジャーのバエさんでも打ち倒していただきたいと思います。
で、今週の電王。今週も脚本はカブト米村先生。ダイアログ監修で小林靖子先生。ダイアログ監修って多分そのままセリフ監修って意味でしょうけども、これってきっと、「飛影はそんなこと言わない」とかいう事態を避けるためなんでしょうね~。こういうところをキッチリやってる作品って他に見たことが無い気がいたしますがいかがでしょう?
…で、今週の電王。八百屋のおつりを受け取っていた隙に自転車を盗まれた良太郎は、そのまま銭湯に立て篭もった泥棒の人質となることに。姉さんが心配するといけないので、とりあえず犯人にミルクディッパーへ連絡を入れてもらう良太郎。
「はい。ミルクディッパーです」
「強盗です」
「え?強盗の方ですか?…あ、良ちゃんが~!」
「実は…」
「ご丁寧にどうもありがとうございます」
「愛理さん。良太郎君、どうかしたんですか…?」
「人質になったんですって…」
「えー!?愛理さん、落ち着いてる場合じゃ…」
「あ、そうですよね…。差し入れ作らなきゃ!」
すみません。この姉さん最高です。俺も欲しいんですけどどこかに落ちてませんか?
いやぁ。それにしても、こんなに胡散臭いオレオレ詐欺級の自己紹介をする強盗の言うことでも頭から信じてしまえる辺り、良太郎の日頃の行いのほどが知れますけれども、そもそもそれ以前に、愛理さんにかかったら例えいかなるオレオレ詐欺であろうともその効力を発揮しない気がしないでも無いわけです。愛理さん最強。
しかしそれにしても、何でゲキレンジャーといい電王といい、今週は銭湯ネタなんだぜ?
そして、イマジンが出現したのでデンライナーに乗って出発するM良太郎。入れ替わりに銭湯へやってくるハナ。
「あいつはどこ行った?」
「余計なことは気にしないの!人質には私がなってあげるから!」
「何だお前、どこから入ってきた!?」
「…私じゃ不足だとでも言うの?」
流石は町のチンピラが束になっても敵わないM良太郎をすら凌駕する戦闘力を持った特異点!流石は無敵のハナクソ女!
不足と言うか何と言うか、そもそも人質に代わりが要るというその発想自体がおかしいわけですが、愛理さんともども、これが電王チームのノリでしょうか。うっかり良太郎に関わってしまった人々は救われません。
そしてイマジンに遭遇したM良太郎。「お前、電王に『化ける』」というNGワードに反応したキンタロスが良太郎からモモタロスを弾き飛ばし、弾き飛ばされたモモタロスがスキーのジャンプかという水平飛行吹っ飛びを見せている中、Double Actionの演歌ヴァージョン(Ax form)をBGMにアックスフォームへ変身して全身に水を浴びながら斧で切りかかる電王。
「俺の強さにお前が逃げた!ごっつあんです」
何ですかこの狂った映像は。ハイセンスなMADムービーか。と言うかそもそも、Double Actionのキンタロスverを演歌にしようとか言い出した馬鹿者はどこのどいつだ!?ちくしょう。大好きだ!あー。早く発売されないかなぁ…。
そして、イマジンを撃退したので、犯人の立て篭もる銭湯に帰ってきた良太郎。強行突入を開始しようとする警察を止めるためにU良太郎に変身して、周辺包囲グループの長であるところのデカ長に電話。
「デカ長?突入は即刻中止してください」
「何ぃ?」
「じゃないと、マスコミ釣っちゃいますよ?まゆみちゃんの件で」
「ま、まゆみだと!?…どうしてそれを」
「楽しかったでしょうねぇ。職権乱用してミニパトで行った夜のドライブ。道路一杯にチョークで書いた愛の告白」
「デカ長!突入は!?」
「中止、中止だ!今すぐ中止だよ!」
この世界はこんな奴ばかりか…。何と言うかこう、カブトの世界くらい荒んでいる。
そして、そのままロッドフォームが暴れたりしつつ、ガンフォームがイマジンの契約者の方を消そうとしてイマジンが助けに現れるという世にも画期的な構図が見られたりしつつ、今週は終了。
また来週~。