日記の方でまとめサイト作るよりも、ブログで管理した方が楽な気がしてきましたので、とりあえず電王の感想を移植いたします。
仮面ライダー電王第1話「俺、参上!」。
「おい!大丈夫か!?」
「はい。ちょっと、目に砂が…」
「そうじゃなくてさあ!普通、有り得ないだろう?これ!」
枯れた街路樹の先に自転車に乗ったままの姿勢で引っかかっている良太郎。
あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!『自転車に乗った人間が風邪で飛ばされた看板をジャンプ台にしてジャンプして街路樹に飛び乗った』な…何を言ってるのかわからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった…。頭がどうにかなりそうだった…。キャストオフだとかクロックアップだとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…。
いや、どう考えても有り得ないだろう。と言うかあれだ。この状況を日本語で説明するのが物凄く難しい。と言うかそもそもこれは、木に引っかからなかったら死んでいるのではなかろうか。自他共に認める不幸体質の良太郎君、実は凄い運がいいんじゃなかろうか。
とりあえずオープニングに入る前から僕らのハートをがっしりと鷲づかみ。こんなにインパクトのある登場をしてきた主人公は居ない。出てくるなりいきなり「天の道を往き~」って言い出した天道も凄かったけど、こいつは天道以上だぜ…。少なくとも登場シーンのインパクトは。
そして、ごく普通に不良に財布をカモられつつ、パスを拾った良太郎は、落し物を届けるために警察へ。警察署の扉を開ける良太郎。
「え、ええ~~?」
扉を開けるとそこは、一面の荒野でした。仕方が無いので良太郎は、通りすがりのデンライナーの乗組員らしい変なお姉さんからコーヒーを頂いて帰りました。
あ…ありのまま(略)いやー。世界には不思議なことが多いですね!
そして、コーヒーを頂いて帰った良太郎。途中で何か変な砂人形を踏み潰したりしつつ、姉さんの喫茶店へ。そこでそう言えばまだパスを返していなかったことに気付いた良太郎は、再び警察へ向かう。その途中、自転車に電車を横付けされたりしつつ、再び不良に絡まれる良太郎。殴られているうちに鬼のパワーに覚醒。
「俺、参上。こいつは俺の契約者だ。ここまでやられて黙っているわけにはいかねえな。いいか。俺に前振りはねぇ。最初から最後まで、徹底的にクライマックスだ。覚悟決めとけよ」
クライマックス [climax]
(1)緊張や興奮が最も高まった状態。映画・演劇などで、最も盛り上がった場面。最高潮。(goo国語辞典)
まあ、思ってたよりも日本語的には問題無い模様です。
一方、貧弱なヘタレを一方的に殴っていたと思ったら、実は目の前の相手はスーパーサイヤ人であったことが分かった不良たちは逃げ惑う。しかし、大魔王からは逃げられない。
「逃げるなよ。今考えた俺の必殺技を見せてやる。…必殺・俺の必殺技!」
まあ、スーパーサイヤ人と言うか、大魔王と言うか、要するに馬鹿ですが。ええ。
そして、必殺・俺の必殺技で不良どもをSATSUGAIしようとしていたところを何とか押さえ込んだ良太郎。それを見ていた電車のお姉さん。
「見つけた…。君なら帝王になれる!」
うおー!いきなり帝王とは流石はクラウザーさんだぜー!とか一人で喜んでいたのもつかの間。どう考えても帝王→電王でした。ええい。この、オンドゥル星人の末裔め!(言いすぎ
そして、何だかんだで不良どもを退けた良太郎。次は仮面ライダーシリーズ第一話恒例の蝙蝠男が現れる。使えない砂の鬼が都合二回粉砕されつつ、電王に変身する良太郎。でも何か、このライダー弱いんすけど。デザインも仮面ライダーって言うか、むしろゼクトルーパーなんすけど。
とか何とか、視聴者が若干不安になって来たところで、満を持してソードフォームに変身する電王。
「俺、再び参上!」
「貴様、何を考えている?我々の使命を忘れたか!?」
「そんなもん、最初っから覚えてねぇ。さっきはへこんだが、こっちの方が面白そうだぜ!て言うか、俺はこういうのをやりたくて来たんだよ。相手は関係ねぇ!」
「ハァ…。馬鹿か?」
「言っとくが俺は、最初からクライマックスだぜ!」
いやー。まだまだ付き合いの浅い僕らですが、きっと、確認するまでもなく馬鹿なのだろうということだけは分かります。
そして、「俺の必殺技パート2」で蝙蝠男を倒して変身解除した良太郎に寄ってくる電車のお姉さん。
「今のが電王。ずっとなれる人を探してたんだよね。一緒に戦おう?未来から侵略者が来てる。時の運行を、守らなきゃ!」
「…え?何?何て言ったの?」
「さあ、乗って!」
「もう、倒れる力も無い…」
かくして二人は、廃工場に乗り付けた電車に乗り込むのだった…。
いやー。実に面白かった。見どころ盛りだくさん。今後が実に楽しみです。
それにしてもさ。信じられないくらい不幸でも、仮面ライダーになれたんだからいいじゃん。って思うのはきっと駄目な大人だと思うわけですけれども、セットで付いてくるお姉さん達だけでいいから俺によこせとか思うのはもっと駄目な大人だと思うわけです。
それにしても不幸体質主人公を見ると「とある魔術の禁書目録」の幻想殺しの彼とか思い出すなぁ…。
ということで、また来週?