仮面ライダー電王。第7話「ジェラシー・ボンバー」。
「地面を這いずり回るメリーゴーランドより、空へ昇る観覧車が好きだ。僕と一緒に、夜空の釣りを楽しまない?」
ということで、モモタロスに唐辛子を盛って眠らせた隙に夜の遊園地へ繰り出すウラタロス(U良太郎)。
まあ、着ている服一式とかは未来のお兄さんにでも買ってもらったのでしょう。しかしそれにしても、目が青い日本人とか、俺はU良太郎の他にはリュシフェルの咲也位しか知らないわけですが、まあ、ロクな奴が居ないと思います。
…というウラタロスに腹を立て、二人で仲良く運動したモモタロスを伴って外出した先でクロウイマジンと遭遇したM良太郎。電王に変身するも、クロウイマジンが飛ばしてくる羽を夢中になって打ち落として遊んでいるうちに逃げられる。と、そこに姉さんから電話がかかってきたので、戸惑いながらも出てみるM良太郎。
「もしもし?良ちゃん?」
「そうです。良ちゃんです」
これ以上無いとは言えないまでも、かなり不審な受け答え。…というかアレですよ。誰からかかってきた電話かってくらいは確認してから取った方が。というかむしろ、さっさと良太郎に代わった方が。
いやまあ、例え電話の相手を確認したところで、良太郎に代わったところで、電話口の向こうでは不審者がのこぎりを構えて待っているというところまでは誰にも想像が付こうはずが無いわけですが。ええ。
…というわけで、CMを挟んでのこぎり男の待つミルクディッパーへ戻ってきた良太郎。あえなくのこぎり男に伸される。そこで姉さん。
「ここはライブラリですよ。落ち着いて静かに話をしてください!」
「あ…、はい」
「良ちゃんも、それくらいでノックダウンされちゃ駄目でしょ!」
いやー。姉ちゃんいいキャラしてるなぁ…。
冒頭のモモ&ウラタロスに対する大立ち回りのせいで、もはや視聴者には恐怖しか与えてないと思われるハナのことなどはデンライナーの貨物室にでも詰め込んでおき、良太郎君にはかの矢車隊長の名言「お前、俺の弟になれ!」を炸裂させたい所存。よし、そのためにもまず、CCと契約か。
そして話し合いの結果「僕はダイナマイトを持ってミルクディッパーに立て篭もっておくので良太郎君は優美を連れて来て下さい」ということになったので、優美を探しに出かけた良太郎は、ビバルディの四季「春」を演奏するものを片っ端から消去して回ってたクロウイマジンと遭遇。
「俺の欲求不満はクライマックスだぜ!」
しかしまあ、前回の蟹さんといい、今回の烏さんといい、まるっきり電王と戦うことに興味無いわけですが、これって、イマジンの行動目的(過去を変えて未来も変える)を考えるととても合理的だと思うわけです。彼らとすれば、契約を果たして過去に飛べれば、電王とか別にどうでもいい訳で。
ただ、そう割り切る根性が今までのライダーの怪人には居なかったなぁと…。これも今回、怪人が喋るって設定の効果かなぁと思ってよく考えると、555のオルフェノクもブレイドのアンデットも普通に喋ってましたね。そう言えば。やっぱり今回が異常なのか。
それにしても、相手が空飛んでると電王は無力。クウガの時ならここで飛び道具装備のペガサスフォームの出番な訳ですけども、電王は果たして?