仮面ライダー電王。第8話「哀メロディ・愛メモリー 」
前回のラストのクロウイマジンの攻撃で足を負傷した良太郎がデンライナーに帰ってくる。
「…良太郎。私が行くよ。まずイマジンとどんな契約をしたのか聞かなくちゃ!」
「ハナさんだと…」
「何?」
「優美さんと…喧嘩しちゃうかも」
本作は基本的にイマジンと契約した人間の探し当て&カウンセリングが重要な部分を占めるわけですが、それに使える人員が、ミスター凶運&ミス喧嘩腰という辺り、既に何かが終わってる気がしないでも無いです。
あ、そう言えば、イマジンに憑依されてMやUになってるときの良太郎って、運勢どうなんでしょう?何か今のところ普通っぽい気が。
「こういう奴なんだよ、この亀野郎は!一度締めとく必要があるな」
「無理だと思うよ?釣竿の長さは変えられないし」
「何だそりゃ?」
「つまりさあ。僕と先輩の実力という釣竿だよ」
「それは何か?この俺の方が短いって言いたいのか?」
「ハハハ。長くは無いよねぇ」
「ほぉ…」
「ふーん」
「俺の実力味合わせてやる」
「やれるもんならやってみなよ」
思うわけですが、この二人の喧嘩って、大暴れしてる風に見えて実は結構地味な気が。
だってホラ。他のイマジンさんは空飛んだり武器飛ばしたりできるのに、この人たちの喧嘩に出てくる武器はせいぜいトイレのすっぽんくらいなわけで。多分このあたりがスポーツと喧嘩の境界線なのではないかと思うわけです。
一方、優美さんを追いかけて出た良太郎。河川敷を歩いていたところ、三輪車に撥ねられて、斜面を転がり落ちた後、野球ボールとテニスボールとサッカーボールとラグビーボールの洗礼を受けてなお立ち上がる。
俺の記憶が確かなら、某ライダーの先輩のTさんはほぼ同じシチュエーションで病院送りになっているわけで、このような何気無いエピソードからさりげなくいかに良太郎が強く逞しいかが分かるというこれは実に心憎い演出なのです。
しかしそれにしても、野球とテニスとサッカーとラグビーが同時に練習してるって、一体この河川敷はどんだけ練習のメッカですか?
そして「思い出の曲を消す」願いを叶えて過去へ飛んだイマジンを俺の必殺技パート3で撃破した電王。「半年間連絡をしなかったのは同じオルゴールを作るのに半年かかったからだ」という実に綺麗なオチが付いて無事終了。
ロッドフォームのロッドが実は本当に釣竿だったとか、個人的に有りそうで無さそうな展開だったわけですが、釣竿でしたか…。
釣竿なんて妙なものを武器にするのは、HxHのゴンくらいだと思っておりました。
ということで、また来週。