仮面ライダー電王。第9話「俺の強さにお前が泣いた」。
毎週サブタイトルも面白い電王。今週のは秀逸だと思います。
「これまでの仮面ライダー電王は!?」
「君なら…、電王になれる!」
「お前の望みを言え。どんな望みもかなえてやろう」
「変身!」
「特異点?くぁー!最悪じゃねぇか!」
「俺、参上!」
「デンライナーは今と過去と未来を行き来する電車ってわけ」
「一人に、二人も憑いちゃうんですね!」
「イマジンはとり憑いた人間の望みを一つかなえる。イマジンはそれをかなえてやる代わりに、とり憑いた人からあるものを貰う。その人の、過去の時間」
「未来から侵略者が来てる!時の運行を守らなきゃ!」
ふー。今週は総集編かと思ったぜ!
まさかそんな。これは単なる、冒頭1分で分かるこれまでの電王でした。それにしても「俺、参上!」があるのに、「僕に釣られてみる?」が無いのは一体どういう塩梅か。そんなにウラタロスが嫌いか?それとも尺の問題か?
…というわけで今週の電王。深夜、自転車をこいでいると、茂みから突然空手男が飛び出してきて転倒する良太郎。そこに現れるイマジン。それに突っかかっていくM良太郎。が、あっさり止められる。
「粋がるだけの強さでは勝たれへん。強さにもランクがあってな。俺の強さは、泣けるでぇ?…涙はこれで拭いとけ」
「待てこの野郎!こんなもんで泣けるか!」
『痛いよぅ…』
「泣くな!」
謎の関西弁の変態にツッコミを入れるべきか、それとも小気味いいお約束な遣り取りを褒め称えるべきか悩みます。でもやっぱり、平成ライダーは変態が生命線ですし。
しかしそれにしても、この関西。何かいかにもGUYSでメビウスをサポートしてる怪獣オタクに似てなくもないですね。うむうむ。あっちはついに来週最終回だからな…。って、ちょっと待とう。ならせめて後一週ずらしてくれればもっとネタ(略
そして、関西の情報を求めてミルクディッパーへ赴く良太郎&ハナ。そこへ現れた良太郎君の未来のお兄さんがハナを見付ける。
「あれ?どこかで会ったような…。ってのは、ありがちなナンパか!」
多分、病室の戸棚から突如出現した女のことなどは、普通の人なら記憶の片隅にも残ってないか、或いは一生忘れないかのどちらかだと思うわけですが。ええ。流石は良太郎君の未来のお兄さん。
お兄さん情報で空手家を訪ねる良太郎&ハナ。が、自分が闇討ち犯だと勘違いされて、特別稽古に引っ張り出される良太郎。頼みのモモタロスも昼寝中でピンチ!というところで、颯爽と駆けつけるハナ!
「一人に大勢でかかるなんて卑怯じゃない!」
いやー。うすうすと言いますか、それはもうハッキリと感付いていましたが、やっぱハナさん強ええ。
歴代平成ライダーシリーズ。武闘派ヒロインは数おりましたが、ここまで前面に出て大暴れしたのはハナさんが最初ではないでしょうか?ああもう、この助けに入るタイミングとか、完全にヒーローの呼吸ですよ。ああ、ある意味素晴らしい。これはもう、かの宇宙刑事シャイダーみたく、ハナにおまかせとかキャラソン出すしかない。
ハナの活躍により空手部員一同から逃げ切った良太郎&ハナ。関西を発見したので、関西イマジン=キンタロスと、戦闘開始する電王。が、ソードフォームが負けたので、ロッドフォームに超変身。
「ふぅ…。あんまりピンチ過ぎるときには呼んで欲しくないんだよねぇ。ま、しょうがないか。折角だし、お前、僕に釣られてみる?」
何かちょっとカッコいい。モモタロス=ソードフォームが完敗した強敵を相手にこのセリフ。何かこう、力押しタイプのモモタロスが勝てなくても、卑怯者のウラタロスなら或いは!最悪でも逃げ切ってくれるだろう!的な期待が。
本来、変身のモードチェンジって、こう使うもんですよねぇ。上手い。流石は靖子にゃん先生。このロジカルな味付けがたまりません。
そして、ロッドフォームVSキンタロス!と、見せかけて、もう一匹のイマジン=ライノイマジンが出現したので、一時休戦。痛み分けでさようなら~というところで、次回へ続く。
いやぁ。変態が出ると俄然盛り上がりますね!